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1993年11月二科会会員推挙を記念して、日頃から撮りためていた故郷高千穂の写真をフォトエッセイ風にまとめた作品集。
「愛する故郷の風土と、そこに生きる人々のくらし、そして伝承文化の神楽と芝居を挿入して私の“ふるさと”を表現したい」という作者の温かいまなざしと確かなカメラアイに支えられた作品は、見るものすべてに郷愁を感じさせてやまない。 |
田崎 力（たさき・つとむ）
1920年（大正9）宮崎県生まれ。'41年（昭和16）九州医学専門学校（現・久留米大学医学部）卒業。'51年（昭和26）頃からカメラ雑誌に応募し、土門拳に指導を受ける。二科会を中心に各コンテストで活躍。二科会写真部会員。写壇「夜神楽」所属。産婦人科医院経営。'12年（平成24）死去。
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